ヤクルトの主砲、ウラディミール・バレンティン外野手(32)が「麻薬王」に夢中だという。

 3月のWBCではオランダ代表の主砲を務めるなど、今年は野球漬けの日々。リフレッシュのため「ドラマをよく見る」そうで、ハマっているのが米国Netflixが配信するドラマ「ナルコス」だ。

 同作はコロンビアの麻薬王と呼ばれ、世界で7番目の大富豪に上り詰めたパブロ・エスコバルの人生を描いたもので、ドラマではスペイン語が多く使われている。バレンティンは麻薬取引で巨万の富を得たマフィアのとりこになっているそうだ。

「有名なドラマでストーリーが面白いんだ。そういう人たちがどのように生活していくのかについて興味があるよ。野球のことを考えないで見ているから、いいリラックスになっているのさ」(バレンティン)

 WBCでの疲労が出たのか、4月13日の中日戦終了後には打率1割7分1厘まで落ち込んだ。それでもこのところは「修正箇所を取り込んだスイングができている。良い感触があるよ」と、打率2割8分1厘(12日現在)にまでV字回復。これも「麻薬王効果」か。