3月5日のWBCキューバ代表の強化試合(京セラ)で死球を受け、左ヒジを骨折した西武・森友哉捕手(21)が6日、西武第二球場でフリー打撃に登板した。

 リハビリ過程の一環として打撃投手を務めたもので、同僚の金子侑司外野手(27)、愛斗外野手(20)を相手にカーブ、チェンジアップなどを交えて約30分間、投げた。

 時折、金子に「(球が)速すぎます?」などと冗談を交えながら150球以上を投げ込み「指先の感覚を取り戻そうということ。使っていなかった筋肉を少しずつなくしていきたい」と説明し、こう続けた。「(打撃練習開始は)まだまだですね。トレーナーさんと話して、ゆっくり(リハビリを)進めていきたい。早く野球がしたいですね」

 手術を回避し自然治癒での完治を目指す森の戦列復帰は、順調にいって6月の交流戦後となりそうだ。