好調を維持していた阪神・上本博紀内野手(30)が5日の広島戦(甲子園)で負傷交代した。

 初回の守備時に広島・安部の打球に飛びつき一塁へ懸命に送球(結果は二塁内野安打)したが、右足首を痛め、グラウンドに倒れ込んだまま起き上がれなかった。球場が騒然となるなか、担架で運ばれて退場し、車いすでクラブハウスへ引き揚げた。

 この非常事態を受け、北條が「2番・遊撃」に入り、遊撃を守っていた糸原が二塁の守備についた。金本監督は「足をひねったみたい。そうでもないようだが、明日(6日)にならないと分からない。抹消かどうかは明日判断する」と説明。試合は8—5の逆転勝ちで、今季2度目の3連勝。ここまで打率3割とバットで貢献している存在だけに離脱すれば、大きな痛手になりそうだ。