中日・森繁和監督(62)が5月反攻に燃えている。

 3、4月は9勝14敗3分けでリーグ最下位に沈んだが「4月はこんなものだろうと思ってた」と余裕の表情。それどころか「(チームがいい形で)動きだしたんじゃないの。開幕であれだけ連敗しているんだから、あれ以上、悪くなることはないだろうし。あのときに2つ、3つ勝てるゲームを勝てなかったということが、そのまま(借金5で)残っているだけだろ。3連戦なら3連戦の戦い方というのはそのままできていると思う。前のことは忘れればいいこと」ときっぱりだ。

 今季の中日は1引き分けを挟んで開幕5連敗スタート。打線は得点力不足、開幕から19試合連続で先発投手に白星なしとどん底状態に陥りながらも開幕5連敗後は勝率5割で踏ん張っており、指揮官はそれなりの手応えをつかんでいる。さらに二軍には手術明けの2年目左腕・小笠原とドラフト1位ルーキー右腕・柳もスタンバイ。森監督は「5月になれば、こどもの日だってあるわけだし、生きのいいのが出てくるかもしれない。そういう勢いを感じ取って、それがいい方に向けば連勝できるかも」とも口にした。

 本来の力を発揮するのはこれから。森監督はやる気満々だ。