9日のオリックス戦(京セラ)で右内転筋を痛めた日本ハム・中田翔内野手(27)が11日、札幌ドームで状況を確認した。

 この日のソフトバンク戦前に本拠地を訪れた中田はチーム練習に合流することなくベンチ裏でアイシング、電気治療などに務めた。

 福島芳宏チーフトレーナー(45)は「安静期間を3日ぐらい取りたい。明日(12日)の様子を見てどうするか。今日、明日は患部を安静にさせないと。本人は『明日にでも動きたい』と言っているが、明日の様子を見てどうするか決める」と登録抹消の最終判断は12日に下す方向であることを語った。11日もベンチ入りしない。

 この日はヒジの張りのため守護神クリス・マーティン投手(30)が出場選手登録を抹消。代わりにドラフト4位ルーキー・森山恵佑外野手(22=専大)が一軍初昇格した。

 打線から左太もも裏肉離れの大谷翔平投手(22)と中田の中軸2人を欠き、守護神まで離脱した5連敗中の日本ハムに明るい明日は見えてこない。