昨年育成枠から大ブレークした阪神・原口文仁内野手(25)が6日のヤクルト戦(京セラ)でプロ初となるサヨナラ本塁打を決めた。

 延長11回裏、先頭での第5打席目、杉浦からレフトスタンドに特大の今季第1号。見事な一撃でチームに今季初のカード勝ち越しを呼び込んだ。「打った瞬間、自分の中でも完璧でした。うれしいのひと言です! 自分がチャンスで打てなくて流れを悪くしていた。投手が踏ん張っていたんで何とかしたいと思っていた」

 野球人生で初のサヨナラ弾に自画自賛だった原口。今オープン戦から一塁にコンバートされ、開幕後は拙守も目立っていたが、これで帳消し? 金本監督も「期待してなかったといえば失礼だけど、まさかホームランとは…」と感謝感激していた。