三軍調整中の澤村は“急性イップス”?

2017年04月05日 11時00分

日本ハムとのオープン戦で危険球退場する澤村(手前)

【赤坂英一 赤ペン!!】最近のプロ野球、アマチュアでは華々しい実績を残していながら、プロで突然イップスにかかる若い選手が急増しているという。ある球団のスカウトはこう漏らした。

 

「近頃の若い子は高校、大学などで怒られることに慣れてない。それで、プロ入りした途端、いきなり先輩やコーチにガミガミやられたり、新聞にちょっとした批判記事を書かれたりすると、ショックのあまりイップスになっちゃうんですよ」

 

ベテランの○○、監督の○○など、若い選手を叱り飛ばしてはイップスにしてしまうと悪評フンプンの人物もいる。彼らの所属するチームでは一時期、「○○イップス」という新たな“病名”として定着していたほど。

 

 実は、「右肩コンディション不良」で三軍調整中の巨人・澤村についても、“急性イップス”ではないか、という疑惑がささやかれている。澤村は3月4日、オープン戦にリリーフ登板し、初球で日本ハム・清水に頭部死球をぶつけ、1球だけで危険球退場。その後、右肩の状態悪化を理由に一軍から離脱している。

 

 そうした経緯を指して「イップスを隠している可能性はある」とあるセ球団関係者はこう言う。

 

「澤村は先発から抑えに回って以降、ファンにもマスコミにもずっと叩かれ通しだっただろ。2年連続30セーブ以上をマークし、昨季はセーブ王のタイトルも取ったのに、抑えに失敗した広島戦のことばかり批判されている。表向きは気丈に振る舞うタイプだけに、内心では相当なストレスを抱えていて、オープン戦での危険球をきっかけにイップスが発症したとしても不思議ではない」

 

 そこで思い出されるのが、甲子園の選抜大会で優勝した大阪桐蔭・根尾である。内外野と投手の「三刀流」で注目されたこのスーパー2年生を、西谷監督は2度リリーフに起用。2回戦は1点、決勝戦は5点リードしていた場面だったが、西谷監督は「点差があるとは考えるな。あくまで一球一球、打者一人ひとりだ。丁寧に打ち取ることだけを考えろ」と根尾に言い聞かせたという。

 

 結果、根尾は無失点に抑えたが、元来力みがちなタイプらしく、2試合とも四球で走者を出している。そんな根尾の性格を知っているからこそ、西谷監督は「丁寧に打ち取れ」と言って聞かせたのだ。○○イップスのはやっているプロのチームは参考にすべきだろう。