マニー・ラミレス 超早ドタキャンの波紋…開幕前にも駒田監督激怒事件

2017年04月04日 11時00分

駒田監督

 この調子じゃNPB入りは無理!? メジャー通算555本塁打の実績を持つ四国アイランドリーグplus高知ファイティングドッグスのマニー・ラミレス外野手(44=登録名マニー)が2日、公式戦のソフトバンク三軍戦(高知市営)を原因不明の「体調不良」を理由に欠場した。もともとが気分屋だけに球団もある程度は覚悟していたが、本拠地開幕2戦目での“超早リタイア”に大ショック。これには高知在住の「あの人」までかみついた。

 前日1日の開幕戦では大盛況の観衆1935人を前に「1番DH」で先発出場したマニー。結果は来日初安打となった左前打を含む3打数1安打1四球2三振で「真剣に投げてくる投手相手に打席に立ってないことを考えれば体も動いた。ブランクからは進歩している」と前向き発言までしていたが、一夜明けたこの日は、午後1時開始の試合にベンチ入りどころか、球場にも姿を見せなかった。

 理由についての球団発表は原因不明の「体調不良」。北古味潤球団副社長(41)は「朝に連絡がありました。我々も体調不良としか聞いていないから…。そういうことにしておいてください。実際? うーん、どうなのかは分かりません…」と苦しい答弁に終始した。「マニーを今後も1番で」と開幕戦後に公言していた駒田監督(元巨人、横浜)も「まあ45歳になる年で…。そこは辛抱してください。球場に来てもいない時があるかもしれないけど、僕が代わりに楽しませます」とファンに謝罪。“実害”を食らったのはこの日の観衆714人だけでなく、マニーの独占インタビュー取材を予定していたNHKも約束をすっぽかされて退散となった。もともとマニーは「気分屋」として有名。レッドソックス時代にはホワイトハウスで世界一を祝う会が2回行われたが、いずれも欠席し、当時の大統領をあきれさせたというエピソードは語り草になっている。高知関係者によると今回の来日後もマニーはスポンサーとの食事会など約束事をドタキャンすることもしばしばとか。駒田監督も開幕前に「ヒザが痛くなった」を理由に練習に来なかったマニーに「ヒザに負担のない練習はできるだろ!」と激怒したこともあったという。

 ファンを呼べる“看板選手”として契約した高知サイドもある意味「これも想定内のこと」と我慢してきたが「まさか本拠地の開幕2戦目でこうなるとは…」(北古味副社長)とそのショックは大きい。球団ではNPB入りを目指すマニーが野球に集中でき、その印象も良くなるよう細心の注意を払ってきた。食事面では大好きなすしとステーキをいつ何時でも無料提供してくれる店のピックアップまでしていた。だが、今回の一件で「NPBを意識して、いいプロモーションを、と思っていたがあきらめた。行きたいのであれば自分でやってくれ、ということ」(高知関係者)と辛らつな声まで噴出だ。

 さらに、マニー欠場に黙っていられなかったのが高知在住のあの元メジャーリーガー・野村貴仁氏(48)だ。「ラミ公は一体、何をしに高知に来たのか。日本をナメている。ナメてたら独立リーグでも打てない。打撃を見てても全然自分のタイミングが取れていない。僕が現役時代から尊敬している駒田さんが気の毒ですよ」ときつい一発をかました。

 現時点でマニー獲得を検討するNPB球団は「話題重視の球団があれば別だが、2度の薬物もあったし現状ではどこも手を挙げない」(在阪球団幹部)。この日も唯一、西武の編成担当が通常の視察にやってきただけの状況ながら何とも人騒がせなマニー。米国には「マニー、ビーイング、マニー(それはマニーなんだから仕方ない)」との言葉があるそうだが、ここは日本。先が思いやられる。

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