【2017ペナントレース大予想:遠山奨志氏(本紙評論家)】阪神が若手の活躍で12年ぶりの優勝を果たすと見る。糸井の加入で攻守の柱ができたことが大きい。もともと投手陣のレベルはリーグ上位。関西を盛り上げてくれるはずだ。バレンティンがWBCで見せたようなチームバッティングに徹するようだとヤクルトが怖い存在。筒香を中心に若手中心のDeNAも優勝争いに加わる。黒田の抜けた広島、新戦力が機能していない巨人、若手の台頭がない中日は厳しい戦いになるだろう。

 ソフトバンクは、やはり戦力的に飛び抜けている。デスパイネの加入は大きく、離脱したスアレスの穴を埋められる投手層の厚さもある。対抗馬はいやらしい戦いができるロッテ。開幕ダッシュを決めて交流戦まで勢いに乗れば面白い。福良監督の厳しい采配でいい緊張感があるオリックスにも期待したい。昨年の覇者・日本ハムは大谷が投手として開幕から計算できないのは大きな痛手だ。