藤浪ウエスタンで好投も 注文相次ぐ「真っすぐの質向上」

2017年03月29日 16時30分

ウエスタン・リーグのオリックス戦に先発した藤浪

 WBCでは登板機会が少なく“不完全燃焼”に終わった阪神・藤浪晋太郎投手(22)が28日のウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発し、6回を無四球1安打無失点と好投した。日本の統一球に戻しての初マウンドとなった中、カットボールなど変化球を前面に押し出した投球。「実戦感覚がなかったんで今日は投げれたことが収穫。いい面、悪い面あったがそれを確認できた。変化球をうまく使えて四球も少なかったし。でも、まだまだ反省するところはある。ベストではないから、これから残り1週間で調子を上げていきたい」と話した。

 ネット裏には総帥・坂井オーナーが視察。金本監督も京セラドームでの一軍練習を中座してまで藤浪を直接チェックし「開幕はいけそうだ。もっと真っすぐで押してほしい部分はあるが、本人の考えでやってるだろうし。一安心」と感想を述べたが、チーム内の見方はまだまだシビアだ。香田投手コーチが「もっと真っすぐの質を上げないといけない」と注文を付ければ、捕手の梅野も「今の真っすぐの走りでは課題の立ち上がりが心配。真っすぐも尻上がりに良くなるのではなく、最初から良くないとやられる恐れはある」と分析した。

 さらに、ある選手は「WBCで悔しい思いをしたこれからがアイツの真価が問われると思う。WBCで西武の牧田投手が厳しい場面でも冷静に投げれたとか、間近に見てて勉強になったと思う。代表に選ばれたのはすごいことだったんだから、結果に加えて練習の姿勢や自覚も見せてほしい。他の選手はそこを見ると思う」とも。金本監督からは「今年は15、16は勝ってほしい」とゲキを飛ばされている藤浪。WBCでの悔しさはシーズンで晴らすしかない。