巨人マイコ“放任” モチベーション持続へ球団容認

2017年03月29日 16時30分

練習中に笑顔を振りまくマイコラス

 巨人の開幕投手に決まったマイルズ・マイコラス投手(28)が28日、ジャイアンツ球場で調整を行った。入団3年目で初の大役を任された右腕は第1子の誕生も重なってモチベーションは最高潮。今後はいかにシーズンを通じてやる気を持続させるかが鍵になってくるが、球団側はある程度の“放任”を容認する構えでいる。

 

 開幕投手はエース菅野で内定していたが、高橋由伸監督がWBCでの疲労などを考慮。2年前に13勝を挙げてチーム勝ち頭となったマイコラスに託した。この日、G球場の室内練習場で汗を流した右腕は「監督から開幕投手の話があり、とても光栄だと伝えた。あとはやるだけだ」と力強く話した。

 

 助っ人右腕を後押しする理由は他にもある。20日に美人妻のローレン夫人との間に長女が誕生。マイコラスは一時帰国して出産に立ち会い、再来日後も笑顔が絶えない。この日も上機嫌で「子供が生まれる前はまったく努力していなかったけど、これからは努力するよ」とジョークを飛ばして報道陣を笑わせた。

 

 まさに公私ともに絶好調。今季は1年間フル回転を期待されるが、今のモチベーションをどれだけ維持できるかも課題の一つ。「マイコラスに、いかに気持ちよく投げてもらうかが一番大事」と指摘する球団スタッフは「何よりも子供が生まれたことで本人のモチベーションが高い。ローレン夫人や子供を日本に呼ぶタイミングなどは、本人のペースもあるだろうから、こちらは関知せず本人の意思に任せる」と可能な限りストレスをかけないように配慮するつもりという。

 

 開幕投手に決まった経緯にも気遣いが表れていた。チームスタッフによれば「開幕戦とまでは言わないまでも、一時帰国する前から開幕戦の近くで投げてもらうかもしれないとはコーチが伝えていた」。首脳陣が心を砕き「本人の中では想定内の誤差。調整に問題はない」そうだ。

 

 周囲の献身的なサポートもあって、本人はとにかくやる気満々。「生まれたばかりなのでまだ飛行機には乗れない。(時期は)まだ決まっていないけど、(日本に呼ぶ予定は)ある」と早くも1人増えた家族との再会を心待ちにしている。マイコラスの“ノンストレス生活”が続けば、チームにとっても大きなプラスとなりそうだ。