WBCで登板機会が少なかった阪神・藤浪晋太郎投手(22)が28日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発し、6回1安打無失点、無四球と好投した。

 WBC球から日本の統一球に戻しての初マウンドは、カットボールなど変化球を主体にしながらも直球は最速154キロを記録。「実戦感覚がなかったんで、今日は投げられたことが収穫。いい面、悪い面あったが、それを確認できた。変化球をうまく使えて四球も少なかったし。でも、まだまだ反省するところはある。ベストではないから、これから残り1週間で調子を上げていきたい」と話した。

「憧れだった」というWBCでは1次リーグの“消化試合”だった中国戦に登板したのみ。調整不足がチーム内で心配されていたが、開幕2カード目、4月4日のヤクルト戦(京セラ)には間に合いそうだ。