清宮を尼崎のオジサンが熱烈阪神勧誘

2017年03月23日 16時30分

明徳戦に向けて調整する清宮

【密着!!怪物24時】“怪物スラッガー”清宮(3年)を擁する早実(東京)は22日、尼崎・ベイコム野球場で練習した。第5日第2試合の明徳義塾(高知)戦への調整も大詰め。右翼へ柵越えも放った清宮は「悪くないと思う」と仕上がり十分だ。もう一人の大砲の4番・野村(2年)も先輩の長打に「いつも通りに調子がいいですね」と感心しつつ「僕も真っすぐの球に負けてない。いい状態」と腕をぶす。

 

 この日は敵の地元・高知のテレビ局も清宮の取材に訪れるなど注目は高まるばかり。同時刻、WBC準決勝で日本が米国と熱戦を繰り広げる真っ最中だったことで清宮も「ドジャー・スタジアムにも行った。何本かの指に入る大きさでした。雨みたいですね」と海の向こうの決戦を気にかけている様子だった。

 

 本紙高校野球取材班の塚田がメモを取っていると、見物客のオヤジからこう声を掛けられた。「あんた記者やろ。あんなスゴイ高校生はおらん。(早実の)和泉監督に『阪神に行かせる』てコメント言わせてくれや」

 

 塚田が戸惑っていると「プロ入りしたら1年目から本塁打10本は打てるで。大学行かんと、はよ阪神に来たらええやん」とまくしたててくる。

 

 尼崎は阪神のお膝元で、地元のオヤジたちにとってすでに清宮は「将来の虎の主砲」。阪神入りを願ってやまず「今回のWBCには阪神から野手が選ばれなかった。大砲・清宮が阪神に入団したらすぐWBCに出られるで。来てくれへんかな」との声も聞かれたほどだ。

 

 それだけ清宮が関西人に愛されている証拠。塚田は「どこまでの存在になるんだろう」と清宮の大きな体を見ながら縦ジマユニホーム姿を想像するのだった。