中日 鈴木翔太が首脳陣惑わす「幻惑投球」

2017年03月23日 16時30分

 プロ入り初の開幕ローテ入りを目指す中日・鈴木翔太投手(21)が22日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発したが、そのあまりの“幻惑投球”っぷりに首脳陣まで惑わされている。

 

 投球内容は3回を1安打無失点。直球の球速は自己最速の146キロをマークした。この数字だけを見れば問題なく合格点だろう。しかし、その一方で四球は3イニングで4、暴投が2、球数は58球と安定感とはほど遠い投球内容だった。

 

 近藤投手コーチは「評価が難しい。いい球もあるし、やりたいことも分かる。でも突然、ストライクが入らなくなるし」と首をひねれば、友利投手コーチも「悪いなりには抑えているけど、できればすんなり行ってくれないと。ハイ、ダメですというレベルじゃないけど、ハイ合格ですというレベルでもない」とモヤっとした評価をするしかない。

 

 鈴木のこの摩訶不思議な投球は今に始まったことじゃない。これまでも四球などで走者を出しながらも、なぜか大量点にならない独特の投球をする。典型的だったのが3月15日の教育リーグ・阪神戦(ナゴヤ球場)。6回途中で8四死球、5安打を浴びながら、わずかに2失点で切り抜けた。この“現象”について鈴木は「走者が出たときは低め、低めを意識している。そうすれば併殺にもなりやすい」と解説するが、首脳陣としては「その前に何とかしてくれ」が本音だろう。

 

 試合後、先発ローテについて「ピピッとこない。みんなピリッとしない」と話した森監督。何よりも鈴木の評価が悩みどころとなりそうだ。