【カリフォルニア州ロサンゼルス20日(日本時間21日)発】WBC準決勝で21日(同22日)で日本と激突する米国代表のリーランド監督、中堅手A・ジョーンズ(オリオールズ)、主砲ホスマー(ロイヤルズ)、先発ロアーク(ナショナルズ)が、全体練習を前に記者会見を行った。リーランド監督は大事な試合の先発にロアークを指名した。1次ラウンドのドミニカ共和国戦で2番手で登板し、1回1/3を3失点。それ以来のマウンドとなる。

「前回の登板では苦しんだが、優秀な投手であることに変わりない。好投してくれると信じている」と指揮官は起用理由を明かした。ロアークは「自分にとってもチームにとってもビッグゲームになる。すべてをグラウンドで出し切るだけ」と気合を入れた。

 ジョーンズは侍ジャパンについて聞かれると「基本に忠実でとてもクリーンな試合をする。走者をうまく進塁させるし、失策も少ない」。強敵と見ているようだ。ホスマーは「ワールドシリーズへ進出するためのプレーオフのような雰囲気とエネルギーに満ちた試合になるだろう」と強調した。

 リーランド監督は侍ジャパンの先発・菅野について「よくは知らないが、大会での投球をテレビで見た。制球が非常に素晴らしい優れた投手だと思う」と警戒している様子。それでも指揮官は「各チームそれぞれの長所がある。その長所を生かしたベストなチームが勝つだろう」と初の決勝進出に自信をみなぎらせた。