【アリゾナ州メサ18日(日本時間19日)発】第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパンは昨年のワールドシリーズ覇者カブスと練習試合を行い、4―6で敗れた。

 則本(楽天)が復調の兆しを見せた。4―6の8回、5番手でマウンドに上がると3者連続空振り三振。直球は球場表示で98マイル(約157キロ)を記録した。

「オランダ戦から状態自体は良かった。あとは配球面とか細かなところ。小林さんとしっかりとコミュニケーションを取ってマウンドに登れたのでそれがいい結果につながった」と評価した。三振はフォークで奪ったが、今回は新たな取り組みとして103キロのカーブも披露した。「もうちょっとコントロールできたらよかったが、配球的にどれだけ使えるのかをわかってもらうためにも(投げた)」。大一番に向けて手応えを得た様子だった。