1月5日に胃がんの摘出手術を受けた広島・赤松真人外野手(34)が18日、「黒田博樹引退特別試合」として行われた広島―日本ハム戦(マツダ)の試合前セレモニーに参加した。

 現在は復帰に向けて抗がん剤治療とリハビリを行っている。この日は他のナインと同じく、背番号「15」の特別ユニホームを着用し「今年初めてユニホームを着たが、改めて痩せたなと感じた」と話した。

 続けて「自分は病気と闘っている。(野球で)戦っている集団の中に入っておちゃらけた空気にしたくなかったが、黒田さんに会いたいというのもあったし(試合前セレモニーで呈された)チャンピオンズリングをもらえてうれしかった」とセレモニーに参加した思いを語った。

 徐々に体を動かしているといい「少しずつ強度を上げていく。病気の人に対して勇気づけられるように、しっかり克服してグラウンドに立ちたい」と力強く語った。