“今季1号”の巨人・阿部 フランシスコ効果か

2017年03月16日 16時30分

フランシスコ(左)と仲がよかった阿部

 主砲に待望の一発が飛び出した。巨人は15日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)を5―3で制した。打線を活気づけたのは阿部慎之助内野手(37)の“今季1号”となる先制2ランだ。オープン戦22打席目で飛び出した一発の裏には、すっかり忘れられた過去のダメ助っ人からの刺激があった。

 

 初回二死一塁の場面で摂津の内角直球を叩くと、打球は伸びて右翼テラス席へ飛び込んだ。阿部は「うまく腕を畳んで打てました。オープン戦ですが、いい結果が出るに越したことはないですからね」と表情を緩ませ「差された感じはあったけど振り抜けた」とうなずいた。

 

 生え抜きではチーム最年長となった阿部の存在感は増している。オフには今や侍ジャパンの正捕手となった小林を自主トレに同行させ、打撃や捕手としての心構えを伝授した。キャンプでも岡本に自らのバットを授けるなど後進の育成にも力を注いできた。

 

 一方で、気になる男の新たな門出にひそかに燃えていた。2年前のシーズン中に巨人入りするも打撃不振と拙守に加え、素行不良がたたってシーズン後に自由契約となったフランシスコだ。ナインの誰もが白い目を向けたが、2月中旬にオリオールズとマイナー契約を結んだことが伝えられると敏感に反応した。「本当かよ!? よかったな」と驚きつつも自分のことのように喜び「アイツ、インスタグラムとかやってないのかな?」と動向に興味津々となるなど刺激を受けた。契約を勝ち取ったフランシスコに負けてはいられない。オープン戦1号2ランをきっかけに、阿部が上昇カーブを描く。