右ヒザ関節炎からの完全復活を目指す阪神・糸井嘉男外野手(35)が15日、オリックスとのオープン戦(京セラドーム)に「3番・DH」で先発出場。注目の初打席で貫禄の一打を放った。

 初回二死、フルカウントからの7球目、左腕・松葉の外角低めのカーブにうまくタイミングを合わせて中前へはじき返した。第2打席は空振り三振に終わり、この日は2打席で退いたが、確かな一歩を踏み出した。

 糸井は「まだDHだけど、やっとここまで回復した。久々の打席で真っすぐが速かったけど、変化球を拾えてよかった。この調子で守りにつけるようにやっていきたい」と振り返った。