WBCで2度の優勝経験持つ青木が感じる手応え

2017年03月14日 16時30分

侍ナインの成長を実感する青木

【WBC侍ジャパン ドキュメント2017】オランダとの4時間46分に及んだ死闘から一夜明けた13日、侍ジャパンの一部選手が東京ドームで練習を行った。

 

 主力を除く控え組中心の練習となったが、内川や松田(以上ソフトバンク)、炭谷(西武)、平田(中日)らは精力的に打撃練習を敢行。およそ1時間半、汗を流した。

 

 そんな光景を眠い目をこすりながら見守っていたのが本紙WBC取材班の広瀬。前夜の取材を終えて帰宅したのは午前3時前で、寝床に潜ったのは午前5時過ぎだった。午前9時には跳び起き、再び電車に乗って東京ドームへ。自身の体力ゲージは限りなくゼロに近づいていたが、それでも選手は目の前で淡々と練習をこなしているのだから「やっぱすげえ体力だな…」と思わずにはいられなかった。

 

 一方、そんな選手たちの姿に目を細めていたのが、唯一のメジャーリーガーで、2度のWBC優勝を経験している青木宣親外野手(35=アストロズ)だった。

 

「休日に練習する、こういう光景もそうですけど、チームの雰囲気が日に日に良くなっている感じがするんですよ。勢いがある時って、こんな感じなんですかね」

 

 今大会の侍ジャパンは小久保監督の意向でチーム内にキャプテンを置いていない。そんな状況もあり、2月下旬から始まった強化合宿当初から「リーダー不在」が叫ばれ、チームの結束力はお世辞にもいいとは言えなかった。ところが、WBC本大会を勝ち抜く中で、徐々にチームが一体感を持ち始め、今ではリーダー不在どころか、選手おのおのが責任感を持ち始めている。青木はそんなチームに手応えを感じ始めているという。

 

「試合中の内野での投手への声かけとか、みんな本当に絶妙なタイミング。特に勇人(坂本)なんて前から知ってましたけど、本当にそういう意味で変わった気がする。成熟してきたというか。こういうのが出てくるとチームって良い雰囲気になる。良い形になりつつありますよ」

 

 投手の継投を含め小久保采配は迷走続きの印象がある中、選手個々は確実に成長を続けている。