第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンドE組の2試合が12日、東京ドームで行われ、1次ラウンドを3連勝で勝ち上がった日本(B組1位)はオランダ(A組2位)に延長11回、8―6と競り勝った。

 6―6の延長10回、一死満塁の好機に青木(アストロズ)が併殺打に倒れて無得点に終わったが、その裏、9番手・牧田(西武)が三者凡退に仕留めて、タイブレーク制の採用となる11回に突入した。

 ルールに従って無死一、二塁からスタート。途中出場の鈴木(広島)がしっかりと犠打を決めて一死二、三塁とすると、中田(日本ハム)が左前へ2点適時打を放って勝ち越しに成功した。中田は3回に3戦連発となる3ランを放つなど、持ち前の勝負強さでチームを引っ張った。

 11回も続投した牧田は先頭打者を一飛に打ち取ると、次打者を三ゴロ。二死一、三塁から最後の打者を捕邪飛に仕留めてみせた。

 もう1試合は、1次ラウンドを3連勝で勝ち上がったイスラエル(A組1位)がキューバ(B組2位)に4―1で勝った。

 日本は14日にキューバ、15日にイスラエルと対戦。2次ラウンドの上位2チームが米ロサンゼルスで20日(日本時間21日)から行われる決勝ラウンドに進出する。