WBCイスラエル大番狂わせにテレビ局困った「情報がない!」

2017年03月10日 11時02分

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドA組の「大番狂わせ」に日本のテレビ各局が混乱している。

 

 韓国・ソウルで行われているA組は韓国がイスラエル、オランダに負けまさかの2連敗。1次ラウンド敗退が決定となる一方、WBC予選を勝ち抜き本戦に滑り込んだイスラエルが韓国、台湾に連勝した。この結果、A組の2次ラウンド進出国は2連勝で並ぶイスラエルとオランダに決まった。この展開に困惑しているのがテレビ局だ。

 

 当初、2次ラウンドを中継するテレビ局は「韓国は確実に勝ち上がってくる」と予想し、事前に大勢のスタッフや関係者を現地に派遣。代表チームの細かい戦力や日本で活躍した李大浩(元ソフトバンク)、金泰均(元ロッテ)らを徹底取材しながら「日韓戦」に備えていた。ところが、韓国の惨敗劇により、事前取材が水の泡となったばかりか、情報量が少ないイスラエルが躍進。おかげで急きょ、イスラエル選手や関連取材を活発化させる羽目になったと言う。

 

 ある中継局スタッフは「何とか2次ラウンドまでには間に合いそうですが…」とため息交じりにこうつぶやく。「オランダ代表は日本で活躍するバンデンハーク(ソフトバンク)やバレンティン(ヤクルト)の素材が豊富なのでいくらでも作りようがあります。でも、イスラエルは米マイナー選手の集まりですから映像自体が少ない。その中で、早急に代表チームの特集や個々の選手の取材をしないといけないので。これからが…きついです」。韓国の敗退に日本のテレビ局の恨み節は尽きない。