侍J 気になる則本の「炎上グセ」

2017年03月08日 16時30分

キューバ打線につかまって舌を出す則本(左)

【WBC侍ジャパンドキュメント2017(3月7日)】筒香(DeNA)、松田(ソフトバンク)の一発を含む14安打11得点の爆発で白星発進。打線はいいとして、気になったのが先発・石川(ロッテ)の後を受け、5回からつないだブルペン陣の不安定さだ。特に2番手で登板し、2回2/3で5安打3失点と3イニング目に突如炎上した則本昂大(26=楽天)の国際試合での打ち込まれ方は問題だろう。

 

 則本といえば、2015年のプレミア12準決勝・韓国戦(東京ドーム)で8回から登板して回またぎとなった9回に打ち込まれ、大逆転負けにつながる突然の乱調を引き起こした。この日も2イニングを完璧に抑え、7―1と大量援護に守られた3イニング目、先頭のデスパイネ(ソフトバンク)にソロ本塁打を許すと、あれよあれよの4連打を含むこの回5安打で3失点。結局、二死一塁と走者を残したまま岡田(中日)のリリーフを仰いだ。

 

 2月28日の壮行試合・台湾プロ野球選抜戦(ヤフオク)でも先発し、3回6安打3失点と結果を残せなかった則本の不振ぶりを見たWBC取材班の伊藤は「復調を待っている時間はない。もう、この大会で則本の使いどころはないな…」と短期決戦での鉄則を肝に銘じ、試合後の取材に当たった。

 

 ミックスゾーンに現れた則本は「(5、6回は)悪くはなかったが、制球にバラつきがあったので次はそこを修正したい。(7回は)それは、これから検証すればいいだけの話。結果だけを見ればどうかと思うが、その中でも収穫はあったので、どうこう言われる筋合いはないかなと思う」と強気に語り、打ち込まれた場面への追及をけん制したが…。

 

 伊藤はどうしても“プレミアの悪夢”が頭から離れなかった。