
心配されていた“問題”がここへきてついに…。中日の新外国人・アレックス・ゲレーロ内野手(30=前ドジャース3A)が、5日のロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)で拙い守備を露呈した。
4回無死一塁で三ゴロを捕って二塁に投げたが間に合わず、野選でピンチを広げると、次は併殺コースの三ゴロを後ろにそらし、タイムリーヒットにしてしまった。「ちょうど一番イレギュラーする場所にバウンドしてしまった。でも、あれは捕らないと。あれはエラー(記録はヒット)だよ」(チーム関係者)
ゲレーロの守備については来日前から不安の声があった。
ドジャースの前田が「(ゲレーロは)バッティングはすごいけど守備はやばい。笑えん」と発言していた、との情報がチーム内に広まっていたからだ。
実際にゲレーロの動きを見てきたチーム関係者は「近くのボールを処理することは問題ない。ただ1歩目が弱い。反応が良くない。守備だけならルナのほうが良かったね」という。
ある在京球団スコアラーなどは「あの守備は打ってカバーするしかないんじゃないですか」とばっさりだ。
ゲレーロ本人はこの日の守備のミスについて「野球ですから」と気にするそぶりはなく「ボールに慣れていくことが大事だ。ちゃんと問題なくできるようになると思う」と心配するな、と言わんばかり。そんな言葉にチーム関係者は「動けていないのはまだ寒いし、シーズンまで時間があるからで、これから変わっていく可能性はある」と今後の“激変”を期待するが、果たしてどうなるか。