阪神が“ダメ侍”を心配「うちが良かったというよりも向こうが」

2017年03月04日 16時30分

阪神に敗れて渋い表情の小久保監督

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕を目前に控えた侍ジャパンが3日、阪神との強化試合(京セラドーム)に2―4で敗れた。大会前の実戦4試合で1勝3敗の体たらく。史上初めて負け越しで本番に臨むことになった。あまりに弱い侍に阪神から「うちが良かったというよりも向こうがダメすぎる」との声が上がった。

 

 若手主体で臨んだ阪神が侍ジャパンから“大金星”だ。2014年の日本シリーズでやられた因縁のソフトバンク・武田から初回に北條、高山の連打などで先制すると2回にはドラフト1位ルーキー・大山悠輔内野手(22=白鴎大)の二塁打や板山の2点適時二塁打が飛び出すなど“金本チルドレン”が大当たり。投げては開幕投手濃厚のメッセンジャーと岩貞の先発ローテ2人が3回ずつを投げていずれも無失点の快投ショーだ。

 

“侍斬り”に成功したメッセンジャーは「自分のボールを信じて投げれば、どんな打者でも抑えられる」と胸を張り、長打を放った大山も「いつも通り入ることができた。(一流投手の)ボールを見られたことが大きい」とにっこり。「先発ローテで10勝以上する投手を打ってこそだ」とナインにハッパを掛けていた金本監督も「日本代表に選ばれるようなピッチャーから糸井や福留がいないなか4点取れたのは評価しなきゃいけない」と満面の笑みだ。

 

 快勝に沸き返る一方、チーム内で話題一色だったのが侍ジャパンのふがいない戦いぶりだ。「うちが良かったというよりも向こうがダメすぎる。主力2人とキャンベルが出ていない状態のうちの打線にあれだけ打たれるのはまずいでしょ。打つほうも、まだ調整段階のメッセンジャーと岩貞から1点も取れないというのは…。うちが言うのも何だけど重症なのではないか。何とかしようという空気もない」(チーム関係者)。見せ場なしで終わったことに加え、劣勢をひっくり返そうとする雰囲気が日本代表に全くないことが心配だというのだ。

 

 さらに、小久保監督に対しても「うちも指導者を経験せずに就任した金本監督が去年、選手の力を把握するのに苦労した。選手との時間がほとんどない代表の監督ならば12球団の監督以上にチームを作っていくのは難しいはず」(球団幹部)と侍の“指導者歴なし監督”に同情する声まで上がったほど。

 

 試合後の会見で金本監督は「野手のほうは足がある選手が揃っていて、大きいのを打てる選手もいる。パワーとスピード両方でいけるという印象」と侍ジャパンを持ち上げたが、昨年4位に沈んだ虎の本音は別…。ここまで心配された侍ジャパン、本当に大丈夫か。

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