昨季守乱97失策 阪神・金本監督“守れんやつは使わん!”

2017年03月01日 16時30分

宜野座キャンプを打ち上げ、手締めを行う(左)から小野、金本監督、大山

 阪神は28日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。金本知憲監督(48)は野手陣の打撃面の成長に手応えを感じながらも、実戦での守備のミス連発に苦言。守れない選手はレギュラーになれない。昨季の失策数からの30減はチームノルマ。2年目・金本虎はここからさらに厳しくなる。

 

 2年目のキャンプを終えた金本監督は「若い選手の底上げを課題にしてきたが、秋キャンプやオフにかけて体づくりをしてきてくれて成果が出始めてきている。(採点は)80点」と発言。ウエートトレーニングによってパワーアップした北條や高山、板山など若虎の打撃力アップに満足げだったが、一方で不安視したのが守備面だ。

 

 22日の紅白戦では6失策が飛び出し、指揮官はカミナリを落としたが「内野のエラー、ミスが多い。スローイングのミスもある。守りは100%に近い状態に持っていかないといけない。中継ミスとかは、やればできること」と改めて強調。オープン戦が本格化する3月も投内連係などの守備練習に時間を割いていくという。

 

 それは今後のポジション争いにも大きく関係する。「打つほうに関しては確実に成果が出ているので、次の段階として守備に重点が置かれる。打つほうでアピールしていても守備がダメなら定位置は難しいだろう」とチーム関係者。さらに別の関係者は「あれだけエラーがあれば接戦をものにすることはできない。それは監督自身、去年で感じただろう。最低でも30個は減らさないといけない」。リーグワーストだった昨季の97失策から30失策減が今季の守備面でのチームノルマにもなっているのだ。

 

 昨年5月15日のDeNA戦(横浜)では内野陣がフライをお見合いし、敗戦に直結。直後の17日の中日戦(甲子園)では簡単なフライを鳥谷が落球。業を煮やした指揮官が翌18日に“フライ捕球練習”を課したが、今季は絶対に同じことを繰り返すわけにはいかない。「巨人や広島じゃないんだから(ポジションを)固定するのは難しい。誰がどうなっていくかは分からない」と金本監督。守乱撲滅のためにさらに厳しく目を光らせる。