栗山監督が宣言「大谷は今年絶対にメジャーに出す!」

2017年02月23日 11時00分

熱く語り合う栗山監督(右)と伊勢氏

【伊勢孝夫「新IDアナライザー」】ヤクルト時代に打撃コーチと選手として師弟関係にあった本紙評論家の伊勢孝夫氏と日本ハム・栗山英樹監督(55)が沖縄・名護キャンプで対談した。今オフにもポスティングでメジャー挑戦するといわれる大谷翔平投手(22)への思い、二刀流に踏み切ったきっかけ、昨年、日本一を成し遂げた育成法からマル秘エピソード、新球場構想まで栗山監督が赤裸々に語った。

 伊勢:去年、キャンプに来て、監督と話をして日本一になったからゲンを担いでまた来たよ。

 栗山監督:ありがとうございます(笑い)。

 伊勢:5年で優勝2回か。名監督やな。

 栗山監督:とんでもない。僕は何もしていないです。ただ定期的に勝つチームを作れるのはこのチームじゃないかと。

 伊勢:常勝軍団や。

 栗山監督:ただお金が使えないので。

 伊勢:大谷の足首はどうや。走れなかったらピッチングに影響が出るだろう。

 栗山監督:一番怖いのはそっちなんです。ちゃんと走らないと影響を与えるじゃないですか。今できるっていっても徹底してやらせないと。投げ始めると負荷がでかい。大きく振れるので。

 伊勢:あいつは日本ハムの宝やけど、日本球界の宝でもあるから扱うほうも大変やん。

 栗山監督:本当に。こっちの都合はない。球界から預かってる感じがあります。

 伊勢:はよアメリカ行ってくれたら楽なのにな。

 栗山監督:ハイ。僕は早く…絶対に今年、出してやろうと思ってます。これ以上残されたらこっちが死んじゃうんで(笑い)。

 伊勢:あれ1人ばっかり気遣ってられない。他の選手もいるしな。

 栗山監督:他の選手の目線もこっちは意識しないといけない。

 伊勢:その(大谷のポスティングの)金でいい選手を補強できる。

 栗山監督:新球場を北海道につくりたいんです。2023年。本気なんで。動きだしています。

 伊勢:ドームやろ。

 栗山監督:開閉式の。

 伊勢:今のドームは?

 栗山監督:使い勝手が悪いですね。下が硬いですし。札幌ドームが動かないというのもあって。

 伊勢:しかし、すごいヤツ(大谷)が出てきたもんやな。向こう100年こんなの野球界に出てこんやろ。清原(元西武など)もバケモンと思ったけど、それ以上やな。

 栗山監督:みんながなんでこれを見てバッターで使わないっていう選択肢があるのか不思議だったんですよ。ちゃんと見てなかったんでしょうね。球のスピードばっかり見てて。こんなすごいバッターを使わない選択肢は僕にはなかった。

 伊勢:そんなに試合に出てないのに22本塁打、67打点。信じられんよ。バッターがあほらしいなるな。

 栗山監督:(中田)翔がイライラしてましたからね。ホームランを抜かれそうになってたので、マジでイライラしてました。

 伊勢:俺って何やってんだろうって思うわな。

 栗山監督:打順を変えてくれって冗談でコーチに言ってきたから「うるせえ」って。あいつが3番で全部持っていくから変えてくださいって言ったらしくて。

 伊勢:しかし、あのヤンチャ坊主がこないになるんやからな。教育は大事やな。ちゃんとチームの勝ちのためにどうすべきかっていうのをやるんやから。

 栗山監督:だいぶ大人になってきましたね。

 伊勢:西川、中島、近藤はどう作り上げたの。

 栗山監督:その3人と杉谷はバットがしっかり振れる。努力がちゃんとできる。チャラっぽく見えるんですけど練習はすっごくします。この4人を何とかするって思っていました。うちのチームって決めたら我慢して使い続けられますよね。それが大きかったと思うんですよ。

 伊勢:我慢して答え出す子もいる。でもアカン子のほうが多い。

 栗山監督:行ったり来たりする子は前に進まない。ほら誰かが来てちょっと変なこと言うじゃないですか。そうするとうまくいかない。

 伊勢:ヤクルト時代、選手に言ったことがある。評論家が来て「ああだ、こうだ」と言う人がいるけど、話は聞きなさい。でも軸は崩したらいかんよって。

 栗山監督:ぶれないようにぶれないようにってやってます。ただ北海道にいるので。接点は少ないです。

 伊勢:行きづらいとこだから。

 栗山監督:それはありがたいです。

 伊勢:東京におってみや。ナンボでも来よるよ。

 栗山監督:ぐちゃぐちゃになると思います。人気ある選手が多いんで。