右膝関節炎で別メニュー調整中の阪神・糸井嘉男外野手(35)が17日、沖縄・宜野座キャンプで初めて屋外でのフリー打撃を行った。推定140メートル弾をかっ飛ばすなど34スイング中6本の柵越えを披露し「ずっと日の当たらないところでやっていたので気持ちよかった。スパイクを履いて打てたのはよかった」と笑顔。ネット裏で視察したヤクルト・衣川スコアラーは「リハビリが順調に来ている。ウチの球場(神宮)ならどこを振ってもスタンドに入るんじゃないか」と驚がくした。

 金本知憲監督(48)も「見ての通り。言うことないよ」と大絶賛。「治りかけの今が無理しがち。俺も2003年は肉離れしてほとんどキャンプをやっていない。そういうことも言って『安心しなさい』と伝えている」と改めて焦り厳禁を強調していた。