3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」を率いる小久保裕紀監督(45)が7日、ロッテの石垣島キャンプを視察。ブルペンで先発候補の一人、石川歩投手(28)の投球を熱心に見入った。

 小久保監督は石川について「直球の威力はさすがだなと。シンカーはもともと武器の選手だが、カーブも有効だなと思って見ていた」と絶賛。役割は「先発」と明言し「1次ラウンドの3試合(キューバ、中国、オーストラリア)のどこかを託します」と言い切った。

 指揮官から絶大な信頼を寄せられた右腕は「(監督から)先発と聞いて少し実感が湧いてきた。これからより気持ちを入れてやりたい」と淡々とコメント。16日からの第4クールでシート打撃の打撃投手を務めると話し、静かに闘志を燃やした。