【伊原春樹「新・鬼の手帳】日本ハムの大谷翔平投手(22)が投手としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場できないのは大きな痛手だ。なんといっても日本のエースですからね。小久保監督もローテーションの柱か、抑えとして考えていたでしょうから、頭が痛いでしょう。これから代わりの投手を探すといっても、残された時間は限られており大変でしょう。

 送り出す側の日本ハムの栗山監督も苦渋の決断だったのでは。WBCに最大限協力するにしても、チームを考えた場合、WBCで無理をして大谷が故障したら、今シーズンが終わってしまいますから。それを考えたら、投手としての辞退は致し方ないでしょう。(本紙専属評論家)