今季導入「併殺阻止」新ルール コリジョンの二の舞いにならない?

2017年01月26日 16時30分

昨年4月、日本ハム・田中賢の“併殺崩し”で大ケガを負った川島(右)

 日本野球機構(NPB)は25日、今季から導入される併殺阻止の危険なスライディングを禁止するルールについて、各球団の担当コーチらを対象とした説明会を東京都内で開いた。

 新ルールでは走者が野手との接触を目的とした経路変更をした場合、審判の判断で走者と打者がアウトになる。あまりに危険なプレーに対しては退場処分や警告が出され2度の警告で退場。審判が必要とみなした場合、リプレー検証も行われる。

 この日は広島、西武、オリックスの3球団から走塁コーチらが出席。約1時間半にわたって審判員、規則委員と意見を交換した。出席した広島の河田雄祐守備走塁コーチ(49)は「とにかくスライディングはベースに行けば大丈夫。クセで選手が(併殺崩しを)やらないように気をつけたい」と話した。西武の馬場敏史守備走塁コーチ(51)も「リプレー検証も審判が必要と感じた場合という説明だった。キャンプでも説明するというし、そこまで対応を考えなくても良さそう」と大きな変化はないという。残り9球団は27日の説明会に出席し、2月の各キャンプ地でも審判員による説明が行われる。

“併殺崩しの禁止”は昨季から米大リーグで採用されており「もともと日本では露骨な併殺崩しは少なかった」(NPB関係者)と、新ルールによるプレーへの影響は最小限に抑えられそうだ。

 昨季は本塁クロスプレーにおけるコリジョン・ルールが導入されて現場は大混乱。シーズン途中の昨年7月22日から適用基準が改められるなど対応に追われたが、新ルールは関係者の反応からして“コリジョン騒動”の二の舞いとなる可能性は低そうだ。