広島・鈴木誠也 今季は新打撃で勝負

2017年01月24日 16時30分

フリー打撃で汗を流す鈴木誠也。右後方は内川聖一

 広島・鈴木誠也外野手(22)とソフトバンク・内川聖一外野手(34)らが23日、宮崎・日向市で行っている自主トレを公開した。新旧の右の強打者2人の合体は昨年に続いて2度目だが、一躍、全国区人気となった鈴木は浮かれることなく“内川塾”で優等生ぶりを発揮している。

 

 昨年の活躍をフロックだとは言わせない。プロ4年目の昨季、2戦連続のサヨナラを含む3試合連続の決勝弾などの“神ってる”活躍で25年ぶりのリーグ優勝に貢献し、その言葉が流行語大賞の年間大賞にも輝いた広島・鈴木は一躍、時の人となった。

 

 当然のようにオフになると各種メディアを中心に何十件という取材オファーが舞い込んだが、鈴木は「オフはテレビ(出演)のオファーが来ても断りたい。野球だけをひっそりやっていたい」との宣言どおり、在京テレビ局の出演はほぼ辞退。移動時間を取られない広島のテレビ、イベント出演にとどめた。先輩にあたるドジャース・前田健太投手(28)が出演した22日のテレビ朝日系「アメトーーク!」にはVTR出演したが、収録はマツダスタジアムという徹底ぶりだ。

 

 なかには、その半生を振り返る本の出版に関するオファーもあったそうだが「新聞、雑誌と違って1冊の本となれば、取材時間は膨大になる。やはり練習時間がなくなるとお断りしました」(球団関係者)

 

 昨季はプロ初の規定打席に到達し、リーグ2位の打率3割3分5厘、ともに同5位の29本塁打、95打点とブレークし、不動のレギュラーとして定着。それでも慢心することなく「昨季の打撃を一度忘れて、また新たな打撃を身につけたい。内川さんとはまだまだレベルが違う。もっと技術をつけたい」と昨年に続いて“内川塾”の門をたたいた。全国区へと駆け上がった若鯉は“流行”だけでは終わらない。