中日のドラフト1位・柳裕也投手(22=明大)が16日、ナゴヤ球場での合同自主トレでプロ入り後初めてブルペン投球を行った。

 捕手を立たせたまま、感覚を確かめるように直球のみ16球。「ブルペンで投げることに意味がある。傾斜を使って投げられたのが良かった。そんなに張り切ったわけでなく、今日は5割ぐらい(の力)で、マイペースにできた」と涼しい顔で話した。

 それでも捕球した吉田利一ブルペン捕手(29)は「球筋は良かったし、立ち居振る舞いはさすがだと思った」と舌を巻けば、森繁和監督(62)は「(投球は)見てないよ! 報告も受けなくていい。(ドラフト会議で)俺が引いたヤツだから大丈夫!」と金の卵に全幅の信頼を置いている様子で球場を後にした。