選手会会長・嶋に楽天がサポート隊結成

2012年12月21日 16時00分

 楽天の正捕手・嶋基宏(28)が17日、宮城・仙台市内の球団事務所で契約更改を行い、現状維持の年俸6000万円(推定)でサインした。今季は右手親指付け根の骨折の影響で91試合の出場にとどまっただけに「個人の数字はあまり意識していない。チーム防御率2点台を目指したい」と意気込んだが、周囲は心配そうに見守っている。というのも、嶋は今月6日に史上最年少で労組・プロ野球選手会会長の大役を拝命したからだ。

 

 これまで歴代7人の会長のほとんどが、就任年(第2代・原辰徳と第3代・岡田彰布はシーズン中の就任)や就任翌年に成績を落としたり、出場試合数が減少するなど、なんらかの“変調”をきたしている。WBCボイコットで奔走した前会長の阪神・新井貴浩も今季は本業で苦戦した。新会長の嶋は「プロアマ協定問題」というナーバスな問題を扱うだけに、グラウンド外で神経をすり減らす状況は避けられそうにない。

 

 そこで検討され始めたのが、嶋の負担を少しでも軽減するための“サポート隊”の結成だ。「プレーに影響が出ないように、ほかの選手たちが嶋をケアする流れになる」と話すチーム関係者によれば、メンバーは新選手会長の鉄平や平石一軍打撃コーチ補佐ら、東日本大震災の直後に被災地支援などで頭を悩ませていた当時選手会長の嶋をサポートした面々が中心になる見込みだという。


「グラウンドで見せるパフォーマンスは別。宮本さんや新井さんと話をする機会もあったし、いろんな人の話を聞いて自分なりにやりたい」。そう話す嶋は、チーム内の心強い味方とともに未知のシーズンに挑む。