巨人・坂本勇人内野手(28)、長野久義外野手(32)、村田修一内野手(36)ら主力選手が5日午前、成田空港から自主トレ先のグアムへ向けて出発した。

 坂本は12月に先行発表されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表18人に名を連ねていることもあり「キャンプに100%(の状態)で入れるようにしたい」と意気込んだ。

 自主トレではWBC公式球を使用し、守備強化に力を入れるという。

「(打つよりも)投げる方がどうしても気になっちゃうんで。ちょっと(指に)かかりづらいので、そこはしっかり練習しないとダメですね」

 日本のボールより「滑る」と感じるのは投手だけでなく、的確なスローイングが要求される内野手もしかり。まずは守備面でボール対策に着手する。

 一方、長野はそんな主将・坂本の穴を自らの存在感で埋めるつもりだ。「(自主トレでは)まず下半身をしっかり作って、ケガなく(日本に)帰ってきたいです。勇人だったり(菅野)智之も(WBCに)出ると思うんで、2人の負担を軽くできるように他の選手で頑張らないといけないと思います」とキッパリ。万全の状態でキャンプ入りし、不在の間もチームを引っ張る役割を買って出た。

 巨人を引っ張る“サカチョーコンビ”。充実の2017年を期してグアムへ向かった。