藤浪200イニング到達法を江夏氏が伝授

2017年01月05日 16時30分

母校のグラウンドで汗を流す藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が4日、大阪府内の大阪桐蔭グラウンドで自主トレを公開した。4年目の昨季は自己ワーストの7勝11敗に終わり、チームも4位と低迷。決意を新たにするエースは今季の目標を「200イニング登板」に設定し、巻き返しを誓う。そんな中、あの大物OBから“ノルマ超え”の猛ハッパがかけられた。

 

 力強いキャッチボールや坂道ダッシュなど約3時間のトレーニング。今春開催されるWBCでの日本代表入りを想定し、今後は例年より早くブルペン入りする計画を立てており「2月1日とは言わないが、早く実戦で投げられればと思っている」と急ピッチで仕上げていく。今オフはダルビッシュ(レンジャーズ)との合同自主トレに参加するなど、エース復権へ気合十分。そんな藤浪には今季こだわる数字がある。「200イニング突破できるように頑張りたい。イニングを投げれば他の数字もついてくる」。フル回転しなければ達成できない数字をノルマに設定したのだ。

 

 自覚十分の藤浪には大物OBも大きな期待を寄せている。歯に衣着せぬ物言いで叱咤激励を続けてきた江夏豊氏(68)だ。「藤浪が引っ張らないと阪神は上にはいけない。今年200イニングを投げるためには、自分の中で目標を220イニングに設定するといい。まあ、彼なら目標ではなく、十分に投げられる数字だと思う」。江夏氏は“200イニング達成法”として、目標数値をあえて220イニングに設定し、200イニングを「通過点」と捉えるよう指南。現役時代に8度、200投球回をクリアしたレジェンドらしい助言だ。

 

 さらに江夏氏は藤浪の才能を認めるからこそ厳しい言葉も続けた。「(昨年)7勝で終わった事実を彼がどう受け止めて、どう考えて行動するかだ。高い所を目指していると、足元が見えないこともあるだろう。だが、なぜうまくいかなかったのか、結果が出なかった時こそ『基本的なこと』を見つめ直すことが大事だ」。一昨年まで3年連続で2桁勝利をマークするなど結果を残してきた藤浪だが、原点に立ち返る余裕を持つことも大切だという。

 

 2015年の春季キャンプで、藤浪にキャッチボールや遠投の仕方を説くなど、常に気にかけてきた江夏氏。レジェンドの期待に応えることができるか。