元阪急の「野球博士」スペンサー氏が死去

2017年01月04日 11時30分

豪快な打撃でパ・リーグ投手陣を震え上がらせたスペンサー氏

 阪急(現オリックス)で強打の内野手として活躍したダリル・スペンサー氏が2日に88歳で死去したと米カンザス州ウィチタのメディアが報じた。

 メジャーのジャイアンツなどで活躍。1964年からは阪急でプレーした。「野球博士」の異名を取り、投手のクセを見抜いたり、データ分析の重要性を説き、激しいスライディングを持ち込むなど日本球界に新風を吹き込んだ。

 その豪打と頭脳プレーから当時、日本シリーズ9連覇を果たした巨人が最もマークした選手といわれる。65年にはサイクル安打を達成。当時、日本にはサイクル安打の概念がなく、報道陣に意義を説明したことで、日本でも注目される記録になった。同年は3冠王に輝いた南海(現ソフトバンク)の野村克也捕手とは最後まで本塁打王を争った。

 阪急では通算7年間で731試合に出場して615安打、打率2割7分5厘、152本塁打、391打点だった。メジャーでは通算10年間で1098試合に出場して901安打、打率2割4分4厘、105本塁打、428打点だった。