【担当記者が独断で選ぶプロ野球大将2016】ぶち壊し大将=巨人・澤村拓一投手

 守護神として今季は最多セーブのタイトルに輝いた澤村だが、ファンの記憶に残るのは炎上するシーンばかり。特にひどかったのがエースの菅野が先発した試合での投球内容だ。12試合で1勝7セーブと黒星はないものの、12回2/3を投げて7失点で防御率4・97。優勝した広島戦での成績も3勝2敗5セーブ、防御率4・63と振るわず、V逸の要因ともなった。

 9月4日の中日戦(東京ドーム)では9回一死一塁の場面で高橋に投じた初球が捕手のミットではなく三塁ベンチの屋根に着弾する前代未聞の大暴投。抑えのエースは球界の笑いものとなってしまった。