ヤクルトは27日、ロス・オーレンドルフ投手(34=レッズ)を獲得したと発表した。年俸150万ドル(約1億7600万円)の単年契約で背番号は「34」に決まった。

 オーレンドルフは今季64試合に登板して5勝7敗2セーブ、防御率4・66。球団は助っ人右腕を先発として起用する方針で、本人の希望と合致した。193センチの長身から繰り出す150キロ超の速球と2種類のスライダーとチェンジアップが武器で、パイレーツ時代の2009年には11勝(10敗)を挙げた実績もある。

 奥村国際グループ担当部長は「少し年齢はいっているが、経験豊富。今年の補強のテーマはパワー系の先発。このぐらいの額を出さないと獲得できなかった」と安堵の表情で語った。

 米テキサス州オースティンで牧場を経営するという変わり種助っ人は、夫人が来年2月上旬に第1子を出産予定。来日は同月中旬となる見込みで、球団に感謝しながら「過去にスワローズでプレーした友人からチーム、ファン、東京の良い話をうかがいました。監督、コーチ、チームメートに会うことを今から楽しみにしています。ファンの皆さんがたくさん傘を振れるように全力を尽くして頑張ります」とコメントを寄せた。

(金額は推定)