史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人内野手(24)が21日、都内の球団事務所でチーム内で最後となる契約更改交渉に臨み、1億3000万円増の年俸3億5000万円でサインした。そんな山田の今後の“女性問題”を巡って、球団内では侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が繰り広げられている。

 昨年に続いて今年も開幕から打撃好調が続いたこともあり、厳しい内角攻めに遭った山田。死球でのケガによる登録抹消がありながらも133試合に出場し、打率3割4厘、38本塁打、102打点をマークし、30盗塁で盗塁王も獲得した。

 高卒野手で7年目の3億円突破はオリックス時代のイチロー(マーリンズ)以来、史上2人目。山田は「とてもいい評価をしてもらった。光栄です」と笑みを浮かべた。そんな山田は今年、成績だけでなく別の部分でも球団に多大な貢献をした。

 それがグッズ売り上げ。球団関係者によれば今年から山田の背番号が23から1に変わったこともあって「全選手のユニホームの売り上げの約40%を山田が稼いだ」という。このことが追い風となり、優勝した前年の売り上げ8億円を上回る10億円を達成しそうな勢いだという。

 そんな独身の山田のファンは女性が多いこともあり、球団関係者は「結婚すればどうしても女性ファンは離れていく。遅めだとありがたい」との声が上がっている。一方でフロントは逆の意見だ。球団幹部の一人は「やっぱり身を固めたほうが野球に集中できる」と話す。
 8月にタレントの熊切あさ美(36)との熱愛をスクープされたこともあり、契約交渉の席で小川SDは「行動に気をつけなさいよと(言った)。週刊誌に撮られたことも事実。(結婚)した方がいいんじゃないと言った」と早めの結婚をアドバイスしたことを明かした。

 山田自身は今月上旬に出席した川端の結婚式に出席し「感動しました。僕も結婚したくなりました」としながらも「無理ですけど。5年後ぐらいには」とすぐに結婚する予定はないとしている。来年3月のWBCの代表メンバーにも選出された山田。ますます注目が集まるトリプルスリー男が“女性問題”にケリをつけ、身を固めるのは果たしていつになるのか――。

(金額は推定)