広島・誠也に“神ってる査定”なし

2016年12月15日 16時30分

大幅増に鈴木は満面の笑み

 広島の鈴木誠也外野手(22)が14日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み4400万円増の6000万円でサインした。

 

 鈴木は「ここまで評価してもらえるとは思わなかった」と驚きながら「契約金が6000万円。その時、束を見せてもらったので『こんなにもらえるんだ』と思えてうれしかった」と笑いを誘い、喜びを表現した。

 

 今季、打率はリーグ2位の3割3分5厘、29本塁打、95打点。ベストナインとゴールデン・グラブ賞をダブル受賞と文句なしの成績を残した。一方、試合以外でもその貢献度は絶大だった。グッズは今季限りで引退した黒田博樹氏(41)と並ぶ売り上げで、レプリカユニホームは現在も入手困難。緒方孝市監督(47)がその活躍ぶりを評した「神ってる」は流行語大賞に選ばれるなど、そのブレークは社会現象と言っていい。

 

 球団幹部は「打席数(528)がちょっと物足りないぐらいで、他の数字は言うことない」と絶賛するが、流行語大賞などその他の要因は「査定に入れてない。黒田とは違う。鈴木は活躍してまだ1年。黒田は米国からの復帰など物語があり特別な存在」と明かした。

 

 黒田が2億円アップの球界最高年俸(当時)6億円で今季の契約を結んだ際には、観客動員やグッズ売り上げなど社会現象的人気が査定に加味された。しかし鈴木は黒田のようにはいかず、“神ってる査定”は加味されなかった格好だ。

 

 とはいえ、純粋な成績だけで3倍超のアップを勝ち取った。来季「入団以来の目標」と明言するトリプルスリーを達成すれば、文句なしの大台達成となりそうだ。