オリックスのエース・金子千尋(33)が12日、神戸市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4年契約の3年目を現状維持の年俸5億円でサインした。年俸6億円だった広島の黒田が今季限りで引退したため、現時点で球界最高額となったが「そこを気にしてやっていない」とサラリ。「この2年間成績を出せていない分、求められる以上のものを来年こそは残さないといけない。これまでは開幕で80%くらいにと思っていたけど、来年は100%に持っていけるように調整できたら」とスタートダッシュを誓った。

 今季は5月に通算100勝を達成しながら肩の故障で7勝9敗と苦しんだ中、喜ばしくない?話題にも巻き込まれた。芸能界を震撼させた“ゲス不倫騒動”で、タレント・ベッキーと不倫をしていたロックグループ「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音とソックリと言われたことだ。早くからネットで話題となり、今も「金子千尋」と検索すると「金子 ゲス」とワードのトップに表れる。チーム内でもひそかに話題になったが、エースの存在感を考えるとやゆしたり、本人の前でギャグにするなどはご法度。当の金子はどう感じていたのか。当人に“禁断”の質問を浴びせると…。

 ――ネットでは今も「ゲス」と出るが

 金子:僕じゃないので気にしていませんよ。自分の名前をあまり検索はしませんし。

 ――自分でも似ていると思ったか

 金子:写真によっては似てると思いました。でも僕じゃないのでね。僕はそんなこと(不倫)しませんし。

 ――ネガティブな話題なのでうれしくはない?

 金子:でも音楽関係のことなんで野球ファン以外の人も見て、僕を知ってもらえる機会にはなると思います。

 嫌がるどころか認知度アップにつながるともみている金子。マウンド同様、冷静さを失わないあたりはさすがといったところだ。(金額は推定)