WBCキューバが恐れる「サダハル・オー」

2012年12月16日 16時00分

 第3回WBCの第1R(3月6日・ヤフードーム)で対戦するキューバが、山本監督よりもソフトバンク球団会長で日本代表の王貞治特別顧問(72)を“マーク”している。11月の強化試合では2連勝したものの、相手はベストメンバーではなく油断できない。そんなコージジャパンにとっては耳寄りな?情報が浮上した。

 

 強化試合でキューバ関係者と“接触”したソフトバンク関係者がこう明かす。「キューバ関係者は『サダハル・オーは本大会に来るのか』と気にしていた。王会長が代表監督を務めた第1回大会は日本が決勝でキューバを破って優勝。イチローなど個性的な選手をまとめた求心力はキューバでも称賛されたそうだ。山本監督はキューバでの認知度が低いようでね。王会長の日本代表へのかかわりを要注意と見ているようだ」

 

 さらに2010年8月の振る舞いもキューバサイドが王顧問を特別視する理由だ。神宮球場で行われた世界大学野球の決勝(キューバ対米国)を観戦した王顧問が多数のキューバ関係者を目にして「カストロさんは来てないの? あいさつした方がいいんじゃないか」と発言した。「カストロさん」とはいわずもがな、キューバの元最高指導者、フィデル・カストロ前議長のことだ。

 

「米国とキューバが対立している国際状況を考慮し、日米の野球関係を重視したい日本の関係者が『あいさつするといろいろ問題がありますので…』と制したんだけど、キューバ関係者の間では『サダハル・オーはスポーツと政治を切り離して礼儀を重んじて、さすがだ』と話題になったそうです」(別のソフトバンク関係者)

 

「(代表候補の)選手たちが本戦に向かっていけるように頑張ってもらいたい」とエールを送る王顧問。その存在はやはり今大会も大きそうだ。