中日投手陣が、キューバ出身で元ドジャースの新外国人・アレックス・ゲレーロ内野手(30)の“ザル守備情報”に悲鳴を上げている。「マエケン(ドジャース・前田)が『(ゲレーロは)バッティングはすごいけど、守備はやばい。本当に笑えんよ』と話していた」というもの。吉見が人を介して情報を“入手”し広まった。

 ある投手は「バレンティンぐらい打ってくれれば話は別ですが、投手にとって、守備がやばいという野手はやばいですよ。打ち取ったと思ったところで走者を出したり、得点されたりすると、その後のリズムが狂ってしまうし、本当につらい」と嘆く。別の投手は「(ドジャースで)同僚だったマエケンの情報なら信頼できるのでしょうね。いくら打つ方がすごいといっても、守備が悪い野手は嫌。自分のときは他の守備のうまい人に代わってほしい」と悲壮感たっぷりに話す。

 ゲレーロはメジャーでは117試合に出場し、打率2割2分4厘、11本塁打の成績。内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして首脳陣は左翼や三塁の守備を期待しているが、投手陣の間では早くも「三塁は(高橋)周平、左翼は福田と育ってきていたのに…」とボヤキ節が飛び交うほどだ。

 来日前から身内の投手陣を不安にさせているゲレーロの守備。果たして、どれほど“やばい”のか。本当に“笑えない”のか。チーム合流後、さらに注目を集めるのは間違いない。