DeNAからFA宣言し、巨人入団を決意した山口俊投手(29)が1日、都内で報道陣の取材に応じた。

 11月8日にFA権行使を涙ながらに表明し、交渉解禁日となった同11日に、巨人が真っ先に獲得を表明。その後、中日からも猛アタックされ、悩み抜いた末に今月1日になって巨人への移籍を決断した。その理由について山口俊は「やっぱり解禁一番に手を挙げてくださったのが読売(巨人)さんだったので」と説明した。

 FA宣言から巨人入団を決めるまで23日間を要した。

「本当にいろいろな思いがあった。宣言する時点でも迷いましたが、最終的に野球人として、山口俊としての評価を最優先に取らせていただいた。こういう決断をして自分自身、悔いがないので、しっかり前を向いて頑張りたい」と晴れやかな表情を浮かべた。

 この日は午前中に散髪を済ませ、髪形もすっきり。

「1年目から期待される以上のものを残したい。一日も早く読売の山口俊と言ってもらえるように精一杯頑張ります」とファンにメッセージを送った。