西川遥輝内野手(24)が30日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3800万円アップの1億円でサインした。

 6年目の今季、主にリードオフマンとして138試合に出場し打率3割1分4厘をマーク。76得点、41盗塁、出塁率4割5厘など高い貢献度でチーム日本一のキーマンとなった。日本シリーズ第5戦(札幌ドーム)では、広島の守護神・中崎から史上2人目のサヨナラ満塁アーチを放ち優秀選手賞に輝いた。

 会見で「一つの目標でもあった大台に乗ったということは、来年の責任を感じてこのオフを過ごしていかないといけない」と気を引き締めた西川。「このオフはプロに入って一番しんどいオフになると思う。体づくりというよりレベルアップしていきたい。まだ1年活躍しただけなので」と年内の無休トレーニングを明かし自らを律した。

 今季最高の名場面ともなったサヨナラ満塁弾を振り返りながら「ベースは変えないで長打が加わればいい。(本塁打は)あくまでプラスアルファで」。チャンスメーカーとしての立ち位置は見失っていない。

(金額は推定)