原監督“おいっ子・菅野に鉄拳辞さず”

2012年12月14日 16時00分

 巨人・原辰徳監督(54)が、ドラフト1位の菅野智之投手(23=東海大)の育成に“鉄拳制裁も辞さず”の厳しい態度で臨む決意であることが判明した。連覇に欠かせない即戦力として大きな期待を寄せられているが、指揮官は言わずと知れた伯父であり、血のつながりがあることから何かと色眼鏡で見られないとも限らない。そのための対策として、原監督は自身の経験を踏まえ、あえて菅野育成にスパルタ方式を採用するという。

 

 10日、東京都内で行われたニッポン放送のイベントでのことだった。アナウンサーと江本孟紀氏(評論家)とのトークショーに参加した原監督は、ドラフト1位で巨人に入団した菅野に関して、今までにはなかった“意外”なせりふを口にした。

 

「普通の選手より厳しくあたる必要があるんじゃないか。私の心の準備として思っております」

 

 菅野は言わずと知れた原監督のおいっ子。その実力や潜在能力の高さは誰もが認めるところだが、血のつながりがあるというだけで、起用などに関して色眼鏡で見られることがないとは言い切れない。それを封じるためにも、自身の経験を生かそうと考えているのだ。チーム関係者が、原監督の胸の内を代弁する。

 

「監督がお父さんの貢さんと同じチームでプレーした時は、それは厳しかったそうです。他の選手が1発殴られるところを監督は2発、もしくはそれ以上。ただ逆に、他の選手からは同情を集め、チームに受け入れられた。監督は今になって『あれで良かった』と振り返っています」

 

 東海大相模高校、東海大と父・貢さんとは親子鷹として名をはせたが、厳しい指導があったことは知られている。原監督は菅野が活躍する環境を整えるためにも、場合によっては鉄拳制裁もいとわないほどの強い気持ちを持っているというわけだ。

 

 3年ぶりの日本一に輝いたことで、来季はライバルチームから追われる立場となった。同時に来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には主力選手が大量選出されるだけに、これまで以上に若手の成長が求められることは間違いない。

 

「自分自身、連覇はやったことありません。来年は大いに意識して戦っていきたい」と原監督。そのための第一歩が菅野への“愛のムチ”となりそうだ。