西武のドラフト1位で、夏の甲子園で優勝した作新学院の152キロ右腕・今井達也投手(18)が20日、栃木・宇都宮市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1300万円(推定)で仮契約した。

 今井は「身が引き締まる思い。プロ野球選手という自覚を持ちながら、一日も早くチームの一員として活躍できるようにしたい」と目を輝かせた。

 同じ甲子園V投手としてはチームに高橋光成(19)がいる。「プロでの経験はすごく成長に生きてくる。甲子園優勝投手として看板に恥じないようにやっていきたい」と先輩から多くを吸収するつもりだという。

 藤平(横浜高=楽天ドラ1)、寺島(履正社=ヤクルト・ドラ1)、高橋昂(花崎徳栄=広島ドラ2)ら同期は連絡を取り合う良きライバル。「寺島、藤平は体を見てもすごい。負けたくないし、刺激を受けながら投げ合えれば」と負けず嫌いの一面を見せた今井がプロへの扉を開いた。