ソフトB柳田 逆襲へ来季は数字封印

2016年11月19日 16時30分

徹底的に振り込む柳田

 来季は不言実行だ。ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(28)が、逆襲の2017年シーズンに向けて恒例だった数字的な目標設定を封印。クラッチヒッター化を宣言した。今季も驚異の四球数で最高出塁率のタイトルをゲットしたが、当然ながら成績に満足していない。充実のオフを過ごして来季は大爆発するつもりだ。

 

 柳田が恒例となっていた目標設定を封印した。本格ブレークの2014年はシーズン前に打率2割5分、25本塁打、25盗塁の「トリプル2・5」を宣言。翌年はトリプルスリーを掲げて、見事に達成した。今季は日本球界史上初の40本塁打、40盗塁を掲げていた。

 

 だが、来季に関しては「いや、もうないですね。ない。もうない」ときっぱり。その上で「いいところで打てるようになりたい。そこを目指したい。あとは(日本ハムの)大谷とかすごい投手がパ・リーグにはたくさんいる。(ロッテの)石川とかもそう。そういういい投手から打てるようになりたい」と話した。

 

 今季は終盤に右手薬指を骨折。120試合の出場にとどまり、打率3割6厘、18本塁打、73打点、23盗塁だった。最高出塁率(4割4分6厘)のタイトルを獲得したが、決して満足のいくシーズンではなかった。

 

 ただ、少なからず来季への手応えもある。柳田は今季で3年連続打率3割をマーク。数字ではなくクラッチヒッター化を目指す理由を「ケガなく最後まで出続ければ、ある程度は数字は残るかなと思って。10回のうち3回打ったら(打率3割で)一流といわれるんで。その3回をいいところで打ちたい」と説明する。

 

 そもそも昨年のオフは右ヒジを手術。オリックス・糸井との合同自主トレも両者とも手術明けだったため、前年のような猛練習ができなかった。だが、今オフは追い込んでスタートできる。秋季キャンプでも、走り込みを徹底。自主トレ期間に向け「ストレスをためないようにしたい。去年はヒジの手術したあとで固定する時期もあって、そこからリハビリでしたからね。今年は好きなこともしてですね。ゴルフもしたり。トレーニングもやりたいことできるし、それだけで違うのかなと思う」という。

 

 14年に柳田のブレークを支えた藤本打撃コーチも「聞いたら、今年は振り込みも少なかったみたい。それで3割6厘も打てるんだから、しっかり振り込めば3割5分は打てるよ」。来季は逆襲のシーズンになりそうだ。