野球日本代表「侍ジャパン」に参戦していた巨人・田口麗斗投手(21)が16日、充実の“サムライ体験”を振り返った。

「いろいろ吸収できました。(中身は)内緒です。自分で感じたことを教えるのはもったいない。宝物にしたいので」と詳細までは明かさなかったが、他チームの一流選手と過ごした期間を満足げに振り返った。

 侍投手陣が最後まで苦しんだWBC公式球については「言ってしまえばその言い訳しか出ない。難しいもんだと思って投げちゃダメ。普通にやっている人だっているし」とキッパリ。日米のボールを不自由なく操れるだけの体づくりを目標に挙げた。今後も本番での選出に備え、キャッチボールやブルペンなどではWBC公式球を使うという。

 この日はジャイアンツ球場で練習し、坂道ダッシュを繰り返すなど、下半身を中心にいじめ抜いた背番号90。真価が問われる来季を見据えていた。